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2016年2月29日月曜日

ZZR1200 7万キロ整備

愛車のZZR1200が7万キロを越したのでシム調整ついでにやりたいこと全部やる

・シム調整
・ヘッドガスケット交換
・二時エアバルブ清掃
・プラグ交換
・キャブレター洗浄
・同調
・フルエキ交換
・クラッチOH

の予定


まず外装剥く
燃料タンク外すときにはOFFにしてから


エアクリーナー
いつ掃除したんだっけ?
多分二年前で二万キロは走ってると思われ


やりたかったK-TRICKを解除する
てかカプラー抜くだけだけど


下準備OKで疲れたのでひとまず終わり
のんびりやろ

キャブ編


キャブ外そうとしたらバンドが六角で2.3番が届かない


まあいいやイグニッションコイルを外そう


プラグホールにウエスして掃除してお終わり

追記


3mm角の六角を買ってきた


キャブに通る冷却経路を外して


逆側も外す
これって燃料温めてるんだろうか
未だによくわからない


アクセルワイヤーを外す為に小さなクリップを外す
飛んでくので注意


スイッチボックスをバラしてスロットル側を外さないと外れない
急がばまわれ


ようやっとキャブが外れた


サイドスタンド側が黒くて汚かった
ヘッドカバー上のゴム板と二次エアバルブを外して本日終了
ああ、平日昼間にスキなだけ弄りたい・・・

キャブ編続き


フロート室をバラす
+をなめらせないよう慎重にまわす
ZZR1200はソレノイドが付いているが・・・


メインジェットが入る穴
外にはソレノイドが付いている


メインジェットとスローを外す
車載工具のマイナスが超ぴったり


こんなの、右が車載


手持ちのZZR1100のキャブのフロートと見比べた
因みにパッキンは同品番


1200のほうが深く見えるがソレノイドのせい


斜めから


1100のメインとホルダーがついた状態


手に持ってるのが1200のメイン


組むとこんな感じ
深さは変わらないよう


メインはこんな感じに刺さって付いている
時速280Kmで燃料カットの為についているらしいが
いらないので1100のフロート室を付けたかった
しかし1100のキャブは買うと高いのでそのままにしておく

リミッターの意味でのソレノイドなら
メインホルダーのOリングは意味を成さないものとなるはず
てことでOリングは再利用

どうでもいいがPC見てて思ったこと



キャブがバーに二種類あって真ん中に突起がある品名が
カバ-コンプ,トツプ,WVTA 72KWとなっている
チョット調べてみた
WVTA
WVTAとは、Whole Vehicle Type Approvalの略であり、EC統一車両型式認証のこと。いずれか一か国の加盟国で取得したWVTAは、EU全加盟国で有効であり、各加盟国でNTAを取得することなく販売・登録が可能となる。


● WVTAとは
機械を構成する各品目ごとに公式に認定された試験機関によって認証を受け、車両を構成するすべての品目が出そろった段階でメーカーが選んだEU加盟国の許可当局によって型式認証が行われます。
1998年よりEU(欧州連合)では、全乗用車に対して総合車輌型式認証の取得が義務づけられました。
WVTA認証(総合車輌型式認定)を取得するためには、完成車輌として包括的な認証を受けているか、またはすべての部品において「eマーク」の取得をしていることが必要になります。

ということらしい
72Kwは98Psなのでヨーロッパ一般向けの出力を抑えたモデルとなる
私のは普通のカバーがついていたがアノ特機が有ることによって
どーヤッて馬力を落とすのだろう?謎

続き
キャブクリーナーで掃除擦る

フロートを外す


ネジを外すとフロートバルブとともに外せる
受けがわは外れなかった
無理やり引っこ抜けば外せそう


ジェット類をキャブクリにドブ漬けする


フローと高さを見る
バルブがそっと当たる角度に立てかけて


1100マニュアルによると13mm


フロートチャンバーを付けてもう一度洗浄する


同調を取る為に釘をスロットルバルブに噛ませる


傾けて落ちなければだいたいOK
調整前はバラバラに落ちてた
なおかつしつこく釘をくりくりして同じくらいの抵抗になるまで調整した



調整後の1.2番


3.4番
スロー穴が同じくらい見えるのでOK


マニュアルにも目視で合わせろと書いてある


キャブの調整も全部終わり、イザ装着しようとしたところ
こんなものを見つけてしまった
キャブクーラントの右側に刺さるホース


汚い
このまま付けるわけにはいくまい


ひとまずバラす
海苔みたいなのが付いたストレーナーみたいなのが出てきた


アップ


がんばって綺麗にしたとこ
品番 49019-1068 フイルタ(ウォ-ター) 324円
どうやらちっこいフィルターらしい
海苔の正体は一体なんだろう


全て洗浄し組む


クーラントホース、燃料ホース、ソレノイドカプラー付けて装着
インシュレーターのボルトを締める


シム編

ヘッドカバーを外す


今日も仕事終わりにコツコツ進める
ヘッドカバー上の外したら忘れそうなホース

外す前に徹底洗浄する
ヘッドケースの中にゴミが落ちないように


サーモスタットにつながっていた


なかなかコツが必要だがやっと外れた
まるで知恵の輪だった
メインハーネスのタイラップを二箇所外した


懸念の4番IN側
やはりかじり有り
丁寧に乗ってたのになあ
悲しい
が、そのまま使う


別角度


他のカム山


外したヘッドカバーを綺麗にする


二次エアバルブを外す
固着してた


なんかうんこみたいのあった
何だこりゃオイルの妖精?


本日は蓋して終了

追記
バルブクリアランスを測る
その前にちょっと脱線


パルサーカバーを外すため横のスポンジを取る
クリーップをむりやりこじって取った
ぼろぼろなので変えたいが純正だと片方6000円
別の耐熱スポンジで対応出来ないかな?
縦は40Cmくらいあれば足りそう


こっちのスポンジもボロボロ

追記
スポンジ切り出し


1cm厚50cm四方のスポンジを注文した
ここで購入
クロロプレンゴム(CR)は耐候性、耐オゾン性、耐熱性などに優れ、耐油性にも良好なため、様々な環境で広く使われています。ネオプレンと呼ばれることもあります。
らしい
2500円くらいで3000円で送料無料なので
余分に接着剤買ってしまった


少し厚みが足りない
半分くらいか
機能的には防熱だと思うので良しとしよう
ベストは50*25cmの2cm厚がいいと思われ


マジックペンで当たりをつけて


金属バサミで切り抜く


クリップ穴はドリルで


もう片方も同じように


仮付
やっぱ薄い


半分くらい余った
やっぱ15mm厚くらいのにすればよかったかなあ
ちょっと高いけど


左タンデムステップステーが腐食して
塗装が浮いていたので塗る


かなブラシを当てて余分な塗装を落とした状態


耐水で磨いてミッチャクロン的なのを塗布


ホーンとヘッドカバーとラジエターもついでに塗装
こちらは耐熱黒


ステップだけシルバーに


真新しくなっちゃったがOK


ボルトを数本外してカバーを開ける
オイル抜いたけどちょっとしたたる
ガスケット注文しなければ


カムかじりをペーパーで研いてみた
オイル付けて耐水の800番で磨いたところ
手前は何もしてないかじり状態


さらに2000番で磨き上げる


他のも
インテークがひどいね
応急的なもので効果はないと思われ
ロッカーもかじってるだろうしね
これでこのエンジンは乗り潰そう


シム計測のページ
1と4のTDPに合わせて2回に分けると全て測れる


ここにあわせる
もう一周させると1と4が入れ替わる
このためにガスケット変えるのメンドイな


カム山が当たっていないところが計測可能
シクネスゲージで計測する


ZZR1100のときより大きくずれたのは無かったが
総じてクリアランスが小さくなっている
バルブの当たり面がすり減って上に来ているってこと
次回は現在のシムを外してみて適用範囲に入れさせる作業
ロッカーアーム式はカムをはずさなくていいからイイね

続き


ではシム計測のためにシムを外す
ロッカーアームをずらす
当たり面は綺麗なもんだった


見難いけど逆側
ピンセットでとったがマグネットがあるとはかどると思う


計測結果はこんな感じ
2.7~2.8mmのが多かった
基準値外のやつだけ外した
今回ZZR1100Dのマニュアルを正とした
カワサキHPから見れるZZR1200のサービスデータによると
まったく同じだった

バルブクリアランス(mm)
EX 0.18~0.24 IN 0.13~0.19



インテークのシミンググラフ


エキゾーストのシミンググラフ
基準値外はクリアランスが小さいのしか無いので
結果的に0.05mm小さいものを入れる結果になる


ZZR1100のシミング時に余ったシムは2.45mm辺りなので使えず


今回欲しいシム一覧
2.75mmが4つ
2.70mmが一つ欲しい結果になった
他部品と同時に注文をかけよう

ついでにヘッドカバーの塗装


浮いた塗装をかなブラシで磨いて清掃したところ

純正部品が届いたのでシムを組み付けていく


シムとキャブのガスケット類


苦労しつつも完成
マグネットは絶対かっといたほうがいい


続き
シミングが完了したらカム山にモリブデングリスをぬって
プラグホールとかばーガスケットを装着
ガスケットの半円状のとこにはシリコングリスを忘れずに


塗ったばっかりのヘッドカバーを装着


掃除忘れの二次エアーバルブを慌てて掃除し装着
キャブクリーナーでやった


ここでやっとプラグ交換
純正品番


パルサーカバー側も相面と配線部にシリコングリスを塗る


カバー装着で一件落着

次いでヘッドの補機類装着


イグニッションコイル、プラグキャップ、ゴムマット?
二次エアーシステム
IGコイルに入る配線色がよくわからんかったが
左右とも赤線を緑の端子に入れ
黒と緑線を黒端子に入れた

シムもキャブも終わったら組み付けに入る


まず白文字が消えたフューエルコックを塗る
修正液で適当にインクを垂らす


ある程度乾かしてPCつけた布で拭くと
文字の白だけ残った


インシュレーターを付ける
Oリング4つ新品交換


エアクリBOX下を装着


中身を装着
ほんと大容量だなあ


エアフィルターを灯油で洗う


ボロボロになってしもうた
いがいと寿命が短い


慌ててデイトナのK&N風フィルターを注文した
Webikeで6000円


メンテ方法
K&Nと一緒だね
てかメンテキットつけといてよ
K&Nの持ってるからいいものを



文字をこっちに向けて乗っけるだけ
かなり作りがしっかりしている


タンクをのせてコックを付けて完了

クラッチ編

注文スべきシムが分かったのでクラッチのチェックにいこう


いくつかボルトを外してご開帳
したがでかいサークリップが外せなくてプライヤーを注文した

追記
ガスケットリムーバーが来たので相面をきれいにする


リムーバー
スクレーパー
オイルストーン
シリコンガスケット
エキゾーストガスケットをモノタロウで購入


ボルトの記録用


ガスケット剥離前
リムーバーを付ける
塗装面になるべく付かないように


スクレーパーで剥離したら
オイルストーンにオイルを付けて磨く
ケースは塗装されてるのでこんな感じでOK


ついでにオイル点検窓を綺麗にしようと努力した


裏から見るとこんなん
磨きづらい


筆ブラシを突っ込んでくるくるさせた
あんま綺麗になんないな
諦めた

追記
サークリッププライヤーがやっと届いたので
クラッチをバラす


在庫がなくて遅かったヤフーショッピング
無いって書いといて欲しかった


スプリング&プレート類をチェックする


内側の方のクラッチプレ-ト(金属板)に焼け跡が有る

13088-1145
9こ
,503(1,392) 13,527 ZX1200-C1
プレ-ト(フリクシヨン)

13089-1092
8こ
670(620) 5,360 ZX1100-C1
プレ-ト(クラツチ)


全てに焼け跡があった


フリクションプレートは厚みを計測する
2.9~3.1mm
全て3mmあったのでそのままにする。高いしね


クラッチプレートとスプリングを計測
クラッチは台座に載せてシクネスゲージで測ると書いてあるが
そんな台座はないし焼けてるので全部交換する。
きっと歪みをみるんだろう


スプリングは4.4mm以上あった
使用限度は42.7mm
基準値は46mm
これも再利用
92144-1473
6こ
313(290) 1,878 ZX1100-C1
スプリング
とおもったが安いので新品交換しよう


やっとWebikeで純正部品5%オフキャンペーンが来たので
まとめて注文した
クラッチを組み付ける
まずコルクベースのフリクションプレート
これは使い回し


次にスチールベースのクラッチプレート
衣のようにオイルをつけて組み込む
コレを8セットばかり


最後は一つ爪の箇所ずらしてフリクションで終了


新品スプリング
45.6mmだった
基準値の46mmには届いてないが1mmほど前より伸びた


こいつの先っぽにモリブデングリスを塗る


挿して


ワッシャとプレートを入れる


押し込みながらサークリップを取り付けて完了


カバー装着準備


シリコングリースをクランクケースの相面に塗布


前4本のながいボルトにLOCTITEを塗布し
NEWガスケットを装着し締め付けて完了


マフラー交換編


オイルクーラーラジエターを外す
冷却水を抜く必要あり
面倒だがコレが一番早い


ホーンがサビサビなのでブラシで磨いた
また後で塗る
左は磨く前
新しいの買ってもいいかな


ラジエターの塗装も剥げてきてる


かなブラシでみがいた
コレも後で塗る(↑で済)


マフラー取れた状態
めったにないので綺麗にしよう

追記


ちょっと綺麗にして
ガスケットをグリスで貼っつける


写真回転してるが
苦労しながらSP忠男ピュアスポーツを装着


同梱品に変なステーがあったけど何なんだろ
結構作りが良い


サイレンサーのJMCA番号は
02129332


SP忠男に取り付け説明書を再発行してもらい
タンデムステーをオフセットさせるステーだとわかった


マフラー側


エンジンオイルも入れ
ラジエター類も取り付けたらLLCを入れる


とろとろいっぱい入れる


エンジンを少しかけると下がるのでフタをして完了
エア抜きもあるみたいだがやったことがない


なんかセンスタ浅くない?


ストッパーはこちらがわ
ちょっと危ないのでストッパー叩いて角度を付けよう


サイドカウルのビスはワッシャーをかませる


ステーは短くてカウルがパイプに当たっちゃう
SP忠男の同梱ステーは無いので加工する


10cmほどのステーを買ってきて
サンダーで純正を二分割する


20cm程度のステーが出来た


幅は広く出来たが真ん中のボルト穴がどーしても合わない
まあいいか


完成




以上7万キロオーバー時の整備内容
フィーリングは時間が開きすぎて変化がわからない
SP忠男はかなり静か

追記:
テスト走行したがもちろんいろいろ変わった
変えすぎて一箇所づつのインプレが出来ないのが残念だ
アイドリングがドウドウドウといい脈をうって
スタートがしやすくなった
SP忠男の排気音は控えめで機械オンのほうが大きくやや不満
また車検が済んだらサイレンサー飲み変えようと思う

おまけ


グリスガンにてモリブデングリースを
リアサスリンク部に注油する


このニップルに


挿してうにょ~っと出るまでいれる
出たら拭き取る
抜くときちょっと硬いのでおらないように注意
全四カ所注油した











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